2017年3月1日水曜日

平成28年度大飯中だより 3月号

 ≪今年度を振り返って≫
 1月に2度の大雪、そして2月にも大雪で登下校に支障をきたしましたが、大きな事故もなく無事過ごすことが出来ました。御協力ありがとうございました。また、インフルエンザの方も1月に2年生を中心に罹患者が出ましたが、その後回復し落ち着いた状況で3月を迎えています。
 さて、生徒や学校の状況は大変落ち着いており、授業へ向かう態度も良好であり、社会規範についても外れることなくバランスよく成長しています。生徒自身の努力の成果であり、教員1人1人の取り組みのおかげと思っています。特に3年生の進路決定に際しては、3年間の努力が実を結ぶ時期でもあります。義務教育から次の進路を決定する際には、高等学校や専門学校等、企業への就職を含め、種類は違えども試験で本人の力が試されます。必要に応じて小作文や面接も実施されます。その場で持っている力を発揮することが求められます。試験への緊張や面接への不安感が自分にプレッシャーとなり、持っている力を発揮することができないことも考えられますが、そのために小作文や面接の事前指導をし練習をしています。繰り返すうちにだんだん自信がついてきています。
 面接で初めから自分のことをしっかりと話すことができる生徒は少なく、先程の事前指導と自分自身を振り返り見つめなおすことで改めて自分自身の捉え直しが出来るようになり、練習を通して自信をもって話をすることができるようになっていきます。この場面でも学びと成長が見られました。胸を張って堂々と答えるその姿には、自信と誇りが満ち溢れ素晴らしい成長した姿が見て取れます。これからの将来に向けても、希望と夢を持っていることが感じられます。
 いいことばかりではありません。時には、生活態度のことや授業中の心配な様子をお伝えさせていただきました。それをしっかり受け止め、子どもと共に考えていただいたおかげで、生徒の様子が変わっていきました。それもひとえに、保護者皆様の御理解と御協力のおかげだと、深く感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 ≪学校評価結果に対しての学校関係者の御意見から≫ 
 学校評価結果を地域学校協議会委員の方々に説明し、御意見をいただく機会を2月中旬に持ちました。そこで頂きました御意見の一部を簡潔に紹介いたします。
◇「豊かな心の育成」の『心の安定を図る』について
・自分の居場所がないと答えている生徒へのケアは? 不登校の生徒への対応は? いじめアンケートでいやな思いをしていると答えた生徒への対応は?
このような質問に受け答えさせていただき、続けて次のような御意見をいただきました。
・子どもが小さい時から地域の活動へ出てくるような関わりができていれば、人との関係もでき社会性も育ち地域で子どもを育てる仕組みが出来上がる。子どもには親の在り方や考え方、関わり方が大きく影響しているはず。親が積極的に地域活動に参加していくことが大切。3世代家族を今だからこそ大切にしていくことが、高齢者も子どもと関わり子どもを健全に育てることにつながる。

 子どもを真ん中において考えた時、当然ですが学校だけで何とかできる問題ではありません。1番は家庭、2番は地域、3番目は学校ではないかと思います。それぞれが役割を分担しつつ理解し協力し合って子どもと関わっていくことで、家庭やふるさとを大切にする人が育っていくのでしょう。地域活動に関わりみんなの役に立とうとする生徒の姿をイメージし、家庭・地域と協力していきましょう。
地域の方に筝を教えてもらいました。(1年生の筝教室)