2016年7月1日金曜日

平成28年度大飯中だより 7月号

  ≪校内体育大会での御声援、ありがとうございました≫ 6月4日(土)
グラウンドが改修され、きれいになって初めての体育大会で、保護者の皆様や関係者への御披露目ともなりました。さらに、大飯中学校開校40周年を迎える年と重なり合い、意味深い位置づけの行事となりました。その大会に、たくさんの保護者の方に来ていただき、温かい声援を最後まで送っていただきました。頑張っている姿を見せることができたことは、生徒にとって大きな励みとなったことでしょう。なんと言っても親や家族の応援が一番です。ありがとうございました。
生徒会執行部で考え出された今年のテーマ『Link+ ~4つの輪を1つに~』に向けた取り組みが、2週間ほど前から本格的に始まりました。3年生の持ち味が生かされ、それぞれのチームが個性あるまとまりを作り出し、当日は全力のパフォーマンスを発揮することができました。この日を迎えるまでがなかなか大変で、練習がうまくいかず落ち込んだり、自分の思いが伝わらず涙したり、励まし合い常に笑顔で頑張ったりと、それぞれのチームの活動には山や谷があります。そんな中で粘り強く前向きに「がんばろう」と間を取り持ったり、支えたり、励ましたり、リードしたりする生徒がいます。集団として困難に立ち向かった時、どう乗り越えていくかを自問し、言動に移していきます。時には感情的になってぶつかることもありますが、「本気になって自分を出す」「本気になってみんなのために働く」その経験が自分の人間性を磨いていくことになります。
きっと御家庭で、「大変なんやで~。」と話をしてくれた生徒もいると思います。そんなチャンスに、親としてどんな支援をしてやるのがいいか、子どもの成長という視点で改めて考えていただくといいと思います。今年の体育大会も生徒の大きな飛躍の一つの節目として、幕を閉じました。大会後の振り返りも行い、3年生からの思いは1・2年生に伝わりました。次は今の2年生が楽しみです。
4つの輪が1つに重なって、みんなで大空へジャンプ!

 ≪人は認められて自尊感情を育む≫
学級にはいろんな個性を持つ生徒が集まっています。教員は、一人一人の良さを周りの子が気づき、お互いが否定せず尊重し合える、そんな学級を目指して日々努力しています。教室のごみをさりげなく拾っている子、乱雑に積まれた本を整頓している子、重いものを持っている人に半分持つよと言っている子、一人でいる子に声をかけている子、それぞれの行動に思いがあり、何でもないことをありのまま認めてもらった時、心がほんのり温かくなります。自分のしたことが認められ、しっかり生きていこうとするエネルギーが満ちてくる瞬間です。

御家庭ではいかがでしょうか。子どもの良さや日々当たり前にやっていることを見過ごされてはいませんか。ここ最近、学校生活で気になる様子が見られます。分かってもらいたい、認めてもらいたいが根底にあります。例えば、素直に話をしてくれる子からは、「自分自身この性格をどうしたらいいのか悩んでいるのに、家では全く気にもかけてもらえないし、無理なことばかり言ってくる」など、分かってもらえていないことからくるどうしようもないイライラ感が伝わってきます。それが原因で友達につらく当たったり、自分自身を傷つけるような言動をしたりが起きてきます。学校生活の基本は、家庭生活です。目に見える言動だけで判断せず、自分の思いを親から認められ安心できるその環境が、子どもの心の安定と自信につながっていきます。気になることがありましたら、遠慮なく御相談ください。