2012年2月1日水曜日

学校だより 2月

学校評価アンケートより
       
                                  校長 中元 鉄男
 
 3年生は推薦入試も終わり,入試本番(私学・県立)に向けて全力で取り組んでいます。2年生は修学旅行の取り組みを進め,当日を楽しみに待っています。1年生は先輩として,新入生が大飯中学校での学校生活を楽しみに入学できるよう,体験入学の準備をしています。
 ところで,先日,保護者の皆様には大変お世話になりまして,学校評価のアンケートを実施しました。詳しい結果については,後ほどお知らせさせていただきます。ほとんどの項目で概ね良好であるという評価をしていただきましたが,「子どものことで,気になることは学校へ相談しやすいか」の項目が61%の満足度となりました。保護者のみなさんと一緒にお子さんの成長を支えられるよう,もっともっと学校が信頼され,お家の方が多くのことを相談できるような学校にならなければと考えています。
 また,記述紙(アンケート)の欄には,「部活動のこと」「規則(派手な靴)のこと」「夏休みやテスト前の補充のこと」「いじめのこと」などについて御意見をいただきました。これらの御意見には謙虚に耳を傾け,できるところから取り組んでまいりたいと思います。御協力ありがとうございました。

  学校評価 項目 「お子さんは,家の手伝いや地域の活動に取り組んでいますか」

 みだしの質問項目は,60%の満足度という大変低い結果でした。そこで,お家での手伝いについて考えてみたいと思います。御家族は,お子さんが安心して学校生活を楽しく送れるようにと一生懸命働いていらっしゃいます。しかし,一生懸命働いておられるのを横目に,手伝いをしていない生徒が多いという結果が出ています。社会で生きていくためには,働くことが必要です。そして,働くことによって自分はもちろん周囲の人たちへ幸福を分けることができます。誰かがこんな事を言っていました。「はたらく」ということは,「はた(端)がらく(楽)になることだ」と。家族の一員として手伝いをすることは,家族が楽になること,そして,将来の「働く」ことにつながります。働くことは,人類何万年の歴史の中で,ずっと続いてきたことです。動物や植物もそれぞれ働いています。働くということは生きている証拠なのです。このように,働く(将来、社会に貢献する)ということは本当に大切なことです。
勉強や部活動に忙しい毎日を生徒たちは送っていますが,決して手伝いをする時間がないわけではありません。どうか,御家庭で仕事の分担をして「端が楽」になるようにお互い協力できる家族になってほしいと願っています。

   校長室でのつぶやき…  「ありがとうございます」という感謝の言葉
 
この頃、生徒たちから「ありがとうございます」という言葉をよく聞きます。生徒たちの前で作業をしていると「ありがとうございます」,「よく頑張ったね」と声をかけると「ありがとうございます」という感謝の言葉が返ってきます。大変幸せな気分になります。そして元気になります。
 「ありがとうございます」の言葉で,こんな事を思い出しました。以前,部活動(ソフトボール)でホームランを打った部員がベンチに帰ってきて,真っ先に心から「ありがとうございます」とお礼を言いました。ホームランを打てたことが,チームメートや先生のおかげと感謝し,「ありがとうございます」の言葉となって自然に出ました。この時のチームは決して運動能力の高い部員たちではありませんでしたが,このような心をみんなが持つことができ,チームワークで見事に夏季の県大会で優勝することができました。
 「ありがとうございます」の言葉を大切にできる大飯中生,学習でも部活動でも期待できそうです